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特殊表面処理

Special Surface Treatment

塚田理研では、最先端の技術と最新設備によりお客様からの小型化・超高密、高精度化が進むプリント配線板の表面処理加工技術開発に積極的に取り組み、厳しい品質とコストの環境下で、基板メーカー様と協力し、原価低減に取り組み共存共栄を図っています。

塗装

Painting

標高622mに位置する当社の中でも更に塗装ブースは25mの4階建の工場の最上階にあります。きれいな中央アルプスの雪解け水や森林が多く存在することから得られるきれいな空気が最も特徴的です。製品の品質は当たり前ですが、働く従業員のことも考えた工場環境立地となっています。

あるお客様には「塗装業界のマチュピチュ」と言われるぐらい高い位置に設備を設置するのは珍しく非常識である、と言われましたが、メリットも多大にあるため、アイデアを駆使し非常識である最先端ブースを作り上げました。今ではあらゆるお客様から「見るだけで信頼できる」と称されるようになり、様々なモノづくりをさせて頂いております。
手吹き塗装ブース 4ブース・塗装ロボット 3台を設備しています。                                

一貫生産システム

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めっき上の部分塗装

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特殊印刷めっき

図面をいただければ

                                   

  金型~成型~めっき~塗装・印刷~ASSY  

まで一貫して生産が可能です。

めっきメーカーならでの安定した品質でめっき上の塗装・印刷が可能となります。さらに部分塗装も多く手掛けております。
めっきの高い意匠性を残しつつ+αの加飾のご提案をさせていただきます。
マスキング方法は様々ですが、見切り制度は0.3㎜~となります。

アンティーク調めっき

イオンプレーティング(IP)

Ion Plating

イオンプレーティングとは、宇宙開発技術の一環として米国で開発された薄膜表面処理技術です。PVD(物理蒸着)の一種で、真空蒸着やスパッタリングに比べ密着力が高く、TiN(窒化チタン)等の高硬度な皮膜を加工できます。
当社では、独自のイオンプレーティング技術により、低温処理にてプラスチックめっき製品上へ直接イオンプレーティング処理を行います。従来のプラスチックめっき品と比べ、イオンプレーティング処理により表面硬度と耐食性が飛躍的に向上します。色相は鮮やかなゴールド色、ピンクゴールド色、シルバーやガンメタリック色が可能です。

特徴

優れた密着性

硬度の高いTiN膜により、クロムめっきや金めっき被膜に比べ、キズが付きにくい表面被膜

高い耐摩擦性

TiN膜による高い耐食性能
(環境影響による変色劣化へも高い耐性)

低温処理加工で、様々な樹脂への対応が可能
(ABS、PC、PA、LCP、PBT等)

ゴールド色、ガンメタリック色が基本色相です。
この他の色相に関してはご相談ください

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ITI(ガンメタリック色)

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ブルーめっき

2色成形めっき

Two-Color Mold Plating

通常の樹脂めっき工程でめっきが析出するABS素材とめっきが析出しないPC(ポリカーボネート)素材を同一成形しめっきを行う事で、樹脂部の色調とめっき色調を同一製品へデザインする事が可能です。
それにより、めっき部と樹脂部をきれいに分けたデザイン性高い部品の作成が可能となります。
また、めっき品を相手部品へはめ込む際の接続部や溶着部に対し、めっきの付いていない部位を意図的に作成でき、組立後の異音防止や隙間の防止を行う事が可能です。

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上: めっき後品 下: めっき前品

2色成形品図解

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<注意点> めっきをつける部分(ABS樹脂部)には必ずめっき接点が必要です。(浮島形状部はめっき析出しない)

ギス音対策

めっき部品が他の樹脂製品と組み立てにより接触すると、部品同士がこすれる事で「キュッキュッ」というギス音が発生します。これを防止する為にめっき部品の組立設置面に不織布などを張っていたが、TPマスクや2色成形法によりギス音対策が可能です。また、寸法精度を保つことで製品間の隙間防止に。国内高級車種に多数採用。

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部分めっき

Partial Plating

当社では部分めっきの実績は40年以上! 2色成形法、マスキング工法、レーザーカット工法、そして独自のTPマスク工法。 それぞれの工法にメリット、デメリットがあり、デザインや付与したい付加価値により、適切な方法があります。 当社ではその様々な工法すべてに対応可能です。特に当社独自(世界で当社のみ可能)なTPマスク工法は、自動車でも高級車向けの静寂性向上、隙間無い寸法精度実現の為、多数採用されております。

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TPマスク工法

通常部分めっきには殆んどの場合マスキング溶液が使われます。
しかし、めっき後にそのマスキング溶液を除去する事は大変な作業であり、マスキング液を残したまま出荷、もしくはマスキング液上へ塗装をすることでマスキング液を隠す方法が取られています。 しかしそれでは素地寸法精度が求められる製品には使用が不可で、結局はめっき後にマスキングを除去する工程を設けていました。 この作業はコスト的、納期的、そして品質的に大変マイナスの多い工程となっていました。またマスキング溶液がめっき液中に溶け出す事で不良原因ともなります。
弊社のTPマスク工法では、めっき加工工程内の前処理段階でマスキング液を除去することが出来る為、素地の肌を残したまま部分的にめっきする事が可能です。その仕上がりは大変綺麗であり、素地への寸法精度が厳しい部分めっき品であっても低コスト、短納期で対応することができます。

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従来のマスキング工法(写真左)・TPマスク工法(写真右)

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従来のマスキング工法を使用しめっき&マスキング剤を残さないことも可能です

透光ボタン

めっき製品に特殊な方法で文字や記号を書き込み、裏側から光を当てる事で透光するボタンです。
最近では、欧米系高級自動車への採用が多くなってきています。

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裏側から光を当てていない状態

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裏側から光を当てた状態(透過中)

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塚田理研の袋文字対応透光めっき技術

通常の透光めっきは、文字や記号が袋文字の場合、袋文字の内部へ電気めっきをすることができない為、透光めっきは簡単な文字や記号に限定されたり、袋文字に切れ込みを入れた切文字対応になります。

しかし、当社の特許技術である袋文字対応透光めっき技術では、囲まれた袋文字内にも密着あるめっきができる為、「漢字」などの複雑な文字や記号もきれいに透光文字として採用することができます。

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一般的な切文字の透光めっき

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塚田理研の袋文字透光めっき

融雪剤対策めっき

Salt Damage Resistance Plating

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外装品めっき(寒冷地向け)
耐塩カル高耐食性特殊三価クロムめっき

車は世界中にくまなく普及しつつあり、それに伴い様々な環境に外装部品はさらされることになりました。
特にロシア等の寒冷地において、融雪剤(塩化カルシウム)によるプラスチックめっきの剥がれ問題は、寒冷地仕様車にとって大きな問題となっており、その環境に対応しためっきが望まれています。
当社では寒冷地向け製品でしばしば発生する塩カル起因による腐食問題を解決する為、専用の三価クロムめっき液を開発、耐塩カル高耐食性三価クロムめっきの量産をスタートしました。

融雪剤対策用CLめっき皮膜 環境評価試験結果

めっき仕様       TP-10CL(塩カル対策用特殊三価クロムめっき)

評価サンプル素材材質  ABS樹脂(ナチュラル)

めっき膜厚(単位;μm) 銅13.5 ニッケル11.7 CLめっき0.23

耐溶解錆性能確認試験 試験条件 試験結果 判断基準 判断結果
(1) コロードコート試験 16時間 錆・変色なし 錆・変色無きこと
(局部腐食10%超えない事)
OK
(2) キャス試験 30時間 錆・変色なし 錆・変色無きこと OK
(3) 塩水噴霧試験 72時間 錆・変色なし 錆・変色無きこと OK
(4) 冷熱繰り返し試験 4サイクル(※1) 外観異常なし 膨れ無き事 OK
(5) 耐溶解錆性能確認試験 2サイクル(※2) 外観異常なし 変色・膨れ・白くもり無きこと OK

※各試験方法は、JIS規格に準じて実施・評価を行う。
※1 {-30℃/1時間→室温(20℃)/15分 → 70℃/1時間→室温(20℃)/1時間} × 4回
※2 試験泥塗布→室内乾燥(1時間) → -20℃/15時間→35℃、60%/5時間×2回