PEIへのめっきのご相談は当社にお任せ!素材の知識や当社の技術についてご紹介

PEI 加工事例 医療機器

PEIのめっきは塚田理研にご相談ください

PEI(ポリエーテルイミド)は、スーパーエンプラの中でも高い耐熱性や機械的強度を持つ優れた素材です。

PEIは優れた性質を持った高機能プラスチックであるため、通常のプロセスではめっきがつけにくい難めっき材とされています。しかし、塚田理研はPEIへのめっき技術を開発しているため、加工のご相談が可能です。

めっきによって、PEIに金属の特性を付加することで、製品の機能性をさらに高めることが可能です。

今回のコラムでは、PEIの特徴や用途について解説し、塚田理研のめっき技術についてご紹介します。モノづくりのご参考に、是非ご覧ください。

PEI(ポリエーテルイミド)とは(特徴・用途)

PEI(ポリエーテルイミド)は、非晶性の熱可塑性樹脂(スーパーエンプラ)で、エーテル基とイミド基が組み合わされて構成されたポリマーの総称です。(PEIは「ウルテム」とも呼ばれていますが、こちらは製品名です。)

イミド基の「優れた強度と耐熱性」、エーテル基の「加工性の良さ」を兼ね揃えており、様々な用途で使われています。

素材の色合いは琥珀色をしており、以下のような特徴があります。

●優れた強度と高い耐熱性
ガラス転移温度は217℃、連続使用温度は170℃と優れた耐熱性があります。

●難燃性
難燃性であり、発煙量が少ない点も特徴のひとつです。有害なガスも出ません。

●優れた電気特性
絶縁性が高く、電気・電子分野での使用に適した素材です。

●耐候性や耐放射線が良好
紫外線に耐性があるため、劣化しにくい特徴があります。

これらの特徴の他にも、成形性・加工性に優れている他、非晶性プラスチックの中では耐薬品性(※)に優れている特徴があります。(※一部の薬品に対して)

数多くの優れた性質を持つPEIですが、非晶性であるため耐摩耗性に劣ります。このため、摩耗性が求められる用途の場合は注意が必要です。

主な用途

PEIの優れた性質を活かし、以下のような用途で広く使用されています。

自動車部品:ヘッドランプリフレクター、エンジン部品など
電気・電子分野:コネクタ、プリント基板、絶縁部品
航空宇宙分野:軽量化と高強度が求められる構造部品
その他:医療分野(医療機器)、食品製造(調理用トレイ) 等

めっきはこれらの用途で使われる製品に対し、機能性や加飾性の向上のほか、製品の軽量化(金属からの代替)を目的として活用されています。

塚田理研のめっき技術について

塚田理研では、PEI(ポリエーテルイミド)へのめっきのご相談、ご依頼を承っております。

PEIは優れた性質を持っていることから、多くの分野で活用されています。しかし、めっき加工においては、耐薬品性などの理由から「難めっき材」とされており、めっきに対応できるメーカーは限られています。

塚田理研は当社の開発部門にて、PEIへのめっき加工技術を開発し、実用化しております。プラスチックに特化しためっきメーカーとして長年培ってきた経験と技術力、そして高い開発力によって、PEIなど高機能性プラスチックの更なる機能性、付加価値の向上が可能です。

PEI 技術 開発チーム

PEIへのめっきでは、医療機器部品(電磁波シールド)、OA機器、また3Dプリンター造形品などへの加工実績がございます。その他の用途や分野の製品でも、お客様のご要望を丁寧にお伺いし、最適なめっきプロセスをご提案いたします。

●めっき事例(医療機器)

電磁波ノイズ対策を目的に、電磁波シールドめっき(無電解銅めっき+無電解ニッケルめっき)をいたしました。

PEI めっき 加工事例 医療機器

PEI めっき 加工事例 医療機器

電磁波シールドめっきに関するコラムはこちら>>

3Dプリンター造形品へのめっきの詳細はこちら>>

また、樹脂メーカーとの連携がありますので、PEIへのめっき加工だけでなく、用途に最適な樹脂のご提案も可能です。「どの樹脂を選べばよいかわからない」といったご相談も承っておりますので、課題がございましたらお気軽にご相談ください。

PEI製品へのめっき加工は塚田理研にご用命ください

PEIへのめっき加工なら、塚田理研にお任せください。

これまで培ってきた技術力と経験により、様々な製品の機能性や付加価値を向上させるめっき技術を提供しております。

PEI 表面処理 塚田理研

今回のコラムでは、PEIの素材、また塚田理研のめっき技術に関する情報をご紹介しました。

塚田理研はPEIだけでなく、様々な高機能性プラスチックへのめっき加工にも対応しております。試作から量産まで柔軟に対応いたしますので、幅広くご相談頂けます。

「エンプラ(またはスーパーエンプラ)へのめっきができるメーカーを探している」
「用途に最適なめっきの種類と素材(プラスチック)について相談したい」
「めっきがつくかどうかわからない」

このようなことでお困りでしたら、ぜひ塚田理研にご相談ください!プラスチックめっきのプロが丁寧にお伺いし、最適なめっきプロセス、素材をご提案いたします。

【お問い合わせ先】
本社:0265-82-3256
東京営業所:042-444-1287
刈谷オフィス:050-6868-2912
お問い合わせフォームはこちら