PAのめっきに塚田理研は対応しております
PAへのめっきは塚田理研にお任せください。
PA(ポリアミド)は耐摩耗性や耐熱性に優れた優秀な素材であり、様々な目的で使用されています。しかし、見た目が半透明~不透明であり、美観を要求する部品においてはデザイン性に課題があります。
また、めっき加工において、通常のプロセスでは密着性が良くないことから、PAは難めっき材とされています。このため、対応できるメーカーは限られており「PAへのめっきの依頼が断られてしまった」とお困りになるお客様も少なくありません。
優秀な性質を持つ一方で、表面処理において課題もあるPAに対し、塚田理研はめっき工法を開発、確立しております。当社独自のめっき工法により、PAへのめっき密着性を大幅に向上させ、様々な用途のめっき処理が可能です。
PAのめっき加工でお困りの際は、ぜひ塚田理研にご相談ください。
PA(ポリアミド)とは
PA(ポリアミド)は、結晶性の熱可塑性樹脂です。PAと一口に言っても、構成の違いによって「ナイロン」と「アラミド」に大別され、更に細かく種類が分かれています。結晶化の具合によって性質が異なり、他のエンプラと比較して種類が多い点もPAの特徴のひとつです。
一般的にはPA=ナイロンと広く認知されていますので、ここではPA(ナイロン)として解説します。
PAは、一般的に機械的強度、耐摩耗性、耐熱性、耐薬品性に優れており、自動車部品、電子機器、工業用部品など、幅広い分野で使われています。ガラス繊維による強化も可能で、PA6、PA66などのグレードがあります。
PAは多くの優れた性質を持つ反面、注意点もあります。
- 収縮率が高い
- バリが発生しやすい
- 吸水性が高い
金型を使用した成形時には、PAの収縮率を考慮した設計が求められます。また、寸法精度を要求する製品の場合は湿度に注意が必要です。
難めっき材とされる理由
PAは優れた性質を持つプラスチックであることはご説明した通りですが、なぜPAは難めっき材と言われているのでしょうか。その理由を解説します。
通常のめっきプロセス(ABS樹脂へのプロセス)では、前処理で行われるエッチング液(クロム酸と硝酸の混合液)を使用します。しかし、PAは耐薬品性が優れているため、通常のエッチング液では充分にPAの表面を粗化できません。通常のエッチングでは密着性が確保されないため、無電解めっきがつかない、またはめっき不良(膨れ)などの問題が発生します。
このため、PAにめっきをする際は通常のエッチング液ではなく、他の手法を選択する必要があります。
このように、通常のプロセスと異なる前処理を行う必要があるため、PAは難めっき材とされ、加工のノウハウを持つメーカーは限られているのです。
塚田理研のめっき技術について
塚田理研はプラスチックめっきを専門としためっきメーカーです。1963年創業以来、めっき技術によってプラスチックの可能性を広げてまいりました。
プラスチックの表面を本物の金属で覆うため、製品に高級感(美観)や、金属と同じ機能の付与ができます。
しかし、すべてのプラスチックに一律にめっき加工ができるわけではありません。PAのようにめっきがつきにくい性質のプラスチックは難めっき材とされており、通常とは異なる手法にてめっき加工をします。
当社は、PAをはじめとした難めっき材へのめっき工法を独自で開発しており、様々な素材への加工に対応しております。高度な技術、そして長年培ってきた経験により、他社では難しいとされるめっき加工も高品質で提供しています。
試作・量産にも対応
PAをはじめとしたエンプラへのめっきの試作・量産にも対応しており、小ロット多品種から大量生産まで、お客様のご要望に合わせた柔軟な対応が可能です。
当社はこれまで様々な素材に加工をしてきた実績とノウハウがございますので、めっきがつくかどうか不明の素材についてもご相談いただけます。素材やご要望の仕様に最適なめっきをご提案いたしますので、お気兼ねなくご相談ください。
※試作製作は1点から承ります。試作実績のある素材、色調など詳細についてはこちらをご覧ください。
塗装もご相談いただけます
塚田理研は、めっき会社としては珍しく、塗装にも対応しています。デザイン性に優れた表面処理を得意としておりますので、機能性からデザイン性まで幅広くご相談承ります。
また、金型の作成から表面処理(めっき・塗装)を一貫して行える生産体制を持っているため、製品の表面処理のすべてをお任せいただけます。
一貫生産体制により、品質管理の一元化や納期短縮を実現も可能です。また、窓口が当社に1本化されるため、受発注業務の煩雑さの解消、安定した品質など、お客様に高くご評価いただいております。
PAへのめっきの実績について
当社のPAへの加工事例についてご紹介します。
●ケーブルへのシールドとグランド
EMC対策目的の加工事例です。めっき専用グレードのPA6を成形後に浸水させ、強度、耐久性を持たせています。
●自動車部品への加飾めっき
自動車のハンドル裏に装備するパドルシフトへの加工事例です。
上記は一部の加工事例となり、その他にも加工実績が多数ございます。詳細はお問い合わせください。
また、お客様のご要望を満たし、デザイン性や機能性の向上、そしてコストダウンが可能となるご提案もいたしております。PAなどプラスチックを利用した製品の表面処理でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
PAへのめっきで課題がありましたら塚田理研までご相談ください
PAへのめっきでお困りのことがありましたら、塚田理研にお任せください。
当社はプラスチックめっきのトップメーカーとして、PAなどの通常のプロセスでは加工が困難な素材へのめっき加工にも対応しております。
今回はPAの素材の知識や、当社の加工技術や実績についてご紹介しました。当社はPAへの加工実績が多数あり、幅広いご要望に対応することが可能です。
PAなど、難めっき材への加工に対応しているメーカーをお探しでしたら、当社までお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
本社:0265-82-3256
東京営業所:042-444-1287
刈谷オフィス:050-6868-2912
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