PIのめっきについて
PI(ポリイミド)は数多くの優れた性質を持つスーパーエンプラで、様々な用途で使われている素材です。
しかし、表面処理(めっき)においては、高い耐薬品性によってめっきがつきにくいため、メーカーによってはめっき対応不可とされる場合もあります。
当社、塚田理研はプラスチックを専門としためっきメーカーであり、高い密着性が得られにくいPIをはじめとするエンプラ、スーパーエンプラなどの高機能プラスチックへのめっきに対応しております。
本コラムでは、塚田理研の提供する技術について、またPIの素材情報を詳しくご紹介いたします。PIへのめっきをご検討されていましたら、ぜひご覧ください。
塚田理研はPI(ポリイミド)へのめっきに対応しております
塚田理研では、PI(ポリイミド)へのめっき加工に対応しています。
PIは優れた耐熱性や耐薬品性、電気絶縁性から、様々な用途で使用される高機能性樹脂です。しかし、冒頭でも触れた通り、耐薬品性の高さが理由で、めっき加工が難しい素材として知られています。
当社ではPIへのめっき技術をご提案することが可能ですので、めっき加工に対応できるメーカーをお探しの方、また技術的な課題にお困りの方は、当社までお気軽にご相談ください。
PI(ポリイミド)とは
PI(ポリイミド)は、芳香環とイミド基から構成されるポリマーの総称で、高い耐熱性、絶縁性、強度、寸法安定性、耐薬品性に優れたスーパーエンプラです。耐熱性は高機能樹脂の中でも最高クラスであり、大きな気温の変化でも安定した物性を保つため、過酷な環境下での使用が見込まれる用途にも適している素材です。
分子構造によって「熱可塑性PI」「非熱可塑性PI」に大別され、このうち「非熱可塑性PI」は最も一般的なタイプとして流通しています。
非熱可塑性PIは溶融しないため、熱可塑性PIのように射出成形や押出成形などの加工はできません。そのため、特殊な工法にて製造が行われており、自動車部品や航空機などの部品、フレキシブルプリント基板(FPC)などの用途で選ばれています。
最適なめっきプロセスをご提案!めっきのことなら塚田理研にお問い合わせください
当社では、PI(ポリイミド)をはじめとする高機能プラスチックへのめっき加工のご相談を承っております。
今回は高い耐熱性が特徴であるPIへのめっきをテーマに、素材の情報や当社の情報についてご紹介しました。
プラスチック専門のメーカーとして長年培った技術と経験により、耐熱性や耐薬品性を持つ「難めっき材」にも対応しております。高密着性を実現するめっき加工により、製品の機能性や付加価値をさらに高め、お客様のモノづくりをサポートいたします。
高品質なめっき技術を提供するほか、用途に応じた最適な樹脂や加工プロセスのご提案も行っております。「この素材にめっきがつくのか」「用途に合わせた加工が可能か」といったご相談にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
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