特殊プラスチックのめっきのご依頼に対応!表面処理のご相談は当社まで

特殊プラスチック めっき 加工 事例

特殊プラスチックへのめっきについて

特殊プラスチックへのめっき加工は、軽量化や高機能化が求められる現代の製品開発において重要な技術となっています。

航空宇宙や医療分野、自動車産業などの製品では、軽量化や高性能化が重要視されており、さまざまな機能(強度、耐摩耗性、電磁波シールド性など)をプラスチックに付与するため、めっき加工の需要は高まっています。特殊プラスチックのめっき加工は、製品の付加価値を大きく向上させる可能性のある技術といえるでしょう。

当社、塚田理研はプラスチック専門のめっきメーカーであり、創業1963年、めっきで様々なプラスチックの付加価値を高めてまいりました。特殊プラスチックへのめっき加工にも対応しております。

今回は、当社で対応可能な特殊プラスチックの種類や、独自の技術についてご紹介します。

特殊プラスチック めっき めっき品 加工事例

特殊プラスチックとは

最初に、特殊プラスチックについてご紹介しましょう。

プラスチックは、汎用プラスチックと特殊プラスチックに大別されます。汎用プラスチックは軽量でコストパフォーマンス、そして加工性に優れ、様々な製品に広く使われています。

一方、特殊プラスチックは、優れた耐熱性、耐薬品性、機械的強度を備えた高機能性樹脂を指します。

特殊プラスチックには、エンプラやスーパーエンプラが含まれ、これらは過酷な使用条件、また高い信頼性が求められる航空宇宙や医療、自動車部品などで使用されています。

特殊プラスチック めっき 素材イメージ

これらの特殊プラスチックは性能が高い一方で、表面処理が非常に難しい「難めっき材」とされる場合があります。特に耐薬品性が高い素材は、めっきの密着性を確保するために高度なノウハウや設備が必要となり、汎用プラスチックとは異なるプロセスが求められます。

このような理由から、特殊プラスチックのめっき加工に対応できるメーカーは限られているのが現状です。

塚田理研で対応している特殊プラスチック

当社で対応可能な難めっき材・特殊プラスチックは以下の通りです。

特殊プラスチック めっき 加工事例

1. エンプラ・スーパーエンプラ
エンプラやスーパーエンプラは、優れた耐熱性、耐薬品性、機械的強度を備えた高性能樹脂です。航空宇宙、自動車、医療機器など、過酷な環境で使用される部品に広く使われています。

2. PC/ASA
PCとASAを組み合わせた熱可塑性樹脂で、耐候性に優れた樹脂です。

3. PU(ポリウレタン)
PUは、柔軟性と耐久性に優れた素材です。当社ではPU製の試作品へのめっき加工のご依頼を多くいただいております。。

4. 光造形材
光造形材は3Dプリンターで使用される特殊プラスチックです。試作部品やデザインモデルなど、製品開発の現場で多く使用されています。

5. 2色成形材
異なる樹脂を組み合わせる「2色成形材」は、意匠性が求められる部品に適しています。また、ギス音対策としても有効です。

このほか、新素材へのめっき試験などのご相談も承っております。再生材など、上記以外の素材のご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

塗装や部分めっきにも対応

当社では独自のめっき技術を有しているほか、様々な表面処理に対応しており、お客様のご要望に幅広くお応えすることが可能です。

●塗装
当社はめっきだけでなく、塗装にも対応しております。
手吹き塗装ブース、塗装ロボットを備えております。このため、めっきから塗装まで一貫してお任せいただけます。

特殊プラスチック 塗装

●部分めっき
これまでの「部分めっき」は、めっきの後にマスキング液を除去する必要があったため、コストや納期においてデメリットがありました。この課題に対し、当社は「TPマスク工法」を独自に開発し、めっきの前処理の段階でマスキング液の除去を可能としました。
TPマスク工法によってコスト削減、短納期、高品質を実現します。

特殊プラスチック TPマスク工法

●透光ボタン
従来、自動車のボタンなどで使われている透光めっきは、技術の関係で袋文字をめっきすることはできませんでした。
この課題に対し、当社は袋文字に対応する透光めっき技術を開発し、提供しております。

特殊プラスチック 透光めっき

●イオンプレーティング
真空蒸着やスパッタリングと比較すると、密着力が高く、硬度に優れためっき皮膜の形成が可能です。
美しいカラーバリエーションがある点もメリットのひとつです。

特殊プラスチック イオンプレーティング

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特殊プラスチックの表面処理は塚田理研にご相談ください

めっきは特殊プラスチックに美観や機能の付与が可能な技術です。しかし、耐薬品性に優れた特殊プラスチックの場合、めっき加工の難易度が高まります。

当社は、特殊プラスチックへのめっきにも対応しており、ご相談頂けます。また、めっきだけでなく、塗装や独自に開発した技術により、お客様が製品にお求めの機能性や意匠性の付与も可能です。

プラスチックへの表面処理のことでしたら幅広くご相談承りますので、課題がありましたら、下記窓口までお気軽にお問い合わせください。プラスチックめっきのトップメーカーとして、お客様のモノづくりをサポートいたします!

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本社:0265-82-3256
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