SPSのめっきは塚田理研にお任せください
SPSへのめっき加工に塚田理研は対応しております。
エンジニアリングプラスチック(以下エンプラ)の一種であるSPS(シンジオタクチックポリスチレン)は優れた性質を持っている素材であり、様々な用途で用いられています。
(なお、SPSという名称は光沢剤としても使われますが、ここで紹介しているSPSはエンプラであり、異なる素材です。)
当社はプラスチックへのめっきに特化しためっきメーカーであり、SPSへのめっきにも対応しております。
このコラムでは、SPSの基本情報と当社のめっき技術についてご紹介しています。モノづくりのご参考に、ぜひご覧ください。
SPS(シンジオタクチックポリスチレン)とは
SPS(シンジオタクチックポリスチレン)は、モノマーにスチレンを用いた日本産の結晶性ポリマーです。
SPSは普通のポリスチレン(非晶性)と同じ構造をしていますが、立体規則性も持っている構造をしており、非晶性と結晶性の両方の特性を持つというユニークな特徴があります。
SPSの特長 | 結晶性による特長 | ・高い耐熱性(融点:270℃、荷重たわみ温度:250℃) ・耐薬品性に優れている |
非晶性による特長 | ・誘電特性に優れている ・耐加水分解性に優れている ・良成形性に優れている ・低比重 |
結晶性のため、ガラス繊維強化で荷重たわみ温度の更なる向上が可能です。エンプラに分類されていますが、短期耐熱性はスーパーエンプラに匹敵するため、スーパーエンプラとエンプラの間に位置するプラスチックと言えるでしょう。
このようにSPSは優れた性質を持っているプラスチックであるため、幅広い分野や用途で選ばれ、使われています。
主な用途
SPSの代表的な用途を以下にてご紹介します。
【SPSの用途】
- 自動車部品(基板コネクタ、ミリ波レーダーカバーなど)
- 家電(乾燥機付き洗濯機、炊飯器など)
- 日用品(箸、電子レンジ調理用の食器など)
- 押出し・フィルム
- 高速通信分野(アンテナ、回路基板、高速伝送コネクタなど)
めっきを施す用途の一例としては、シールドケースやスマートフォンのアンテナ回路、フィルム回路、MID回路基板が挙げられます。
塚田理研のSPSへのめっき技術について
塚田理研は、SPSへのめっきに対応しており、様々な用途のめっき加工のご相談を承ります。
当社はプラスチック専門のめっきメーカーとして、SPSをはじめとする各種エンプラへのめっき加工に対応しております。
SPSにおいてはMID立体基板へのめっきや機械部品などで多数の実績があります。
●MID立体基板への加工事例
素材:SPS
めっき:銅、ニッケル、金
MIDとは、立体的な成形品に直接電気回路を描いた基板のことです。電子機器は更なる小型・薄型化のニーズがありますが、通常の平面な基板では限界があります。しかし、基板を立体的にすることで、製品の小型・薄型化、更に軽量化を目指せる可能性が高くなります。
MID以外にも装飾目的のめっきや、SPSは耐熱性に優れているため、機械や装置の機構部品としての利用に期待できます。
当社はめっき技術の開発チームも有しておりますので、「このようなめっきは可能かどうか」といったご相談も承っております。お気軽にご相談下さい。
※試作、量産のご相談も承っております。
エンプラへのめっきのご相談は樹脂めっきの塚田理研まで!
エンプラのめっき加工に対応しているメーカーをお探しでしたら、塚田理研にご相談ください!
当社はプラスチックめっきのパイオニアとして、様々なプラスチックへのめっき加工に対応しております。汎用プラスチックはもちろんのこと、加工にノウハウや設備が求められる難めっき材にも対応しており、多種多様なご要望にお応えすることが可能です。
今回はSPSの素材や当社の技術情報についてご紹介しました。SPSは優れた機械的性質を持つエンプラです。その優れた特性を活かしつつ、機能性と意匠性を兼ね備えた製品づくりをめっきでサポートいたします。
めっき加工に関するご質問やお見積りのご依頼などがございましたら、以下の当社窓口までお気軽にお問い合わせください。
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