スーパーエンプラのめっきもお任せ!当社の技術で高品質な加工を実現します
スーパーエンプラのめっき加工のご依頼に塚田理研は対応しております。スーパーエンプラ(スーパーエンジニアリングプラスチック)へのめっきは、ABS樹脂などの汎用プラスチックへのめっきと比べ、難易度は高いとされています。
今回のコラムではスーパーエンプラへのめっきについて、塚田理研がめっきプロセスや素材の基本的な情報についてご紹介します。
当社はプラスチックに特化しためっきメーカーであり、エンプラやスーパーエンプラなどの高機能プラスチックへのめっき加工にも対応しております。
高機能プラスチックへのめっきに関するお悩みがございましたら、どうぞお気軽に当社までご相談ください。
めっきプロセス
汎用プラスチックへのめっき処理は以下のプロセスで行われます。
●ABS樹脂(汎用プラスチック)のめっきプロセス
上の画像は、ABS樹脂へのめっきプロセスとなります。
スーパーエンプラなどは機械的異質や耐薬品性を向上させた素材であるため、ABS樹脂と同じプロセスではエッチングが困難であるため、めっき皮膜の密着性が確保できません。
また、プラスチックによって特性も異なるため、プリエッチングやコンディショニングの実施など、それぞれの素材に合わせたプロセスにて処理を行う必要があります。
対応可能な樹脂(一例)
当社で対応しているスーパーエンプラの種類をご紹介します。
スーパーエンプラ |
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上記の種類は一例となります。上記以外のプラスチックへのめっきの可否、また新素材へのめっきのご相談などはお問い合わせ窓口よりお問い合わせください。
量産実績のあるプラスチックと、当社が推奨するグレードの一覧は以下のリンクよりご確認ください。
スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)とは
スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)についてご紹介します。
プラスチック自体は身近な製品にもよく使用されているため、親しみのある素材といえるでしょう。しかし、プラスチックと一口に言っても異なる成分を持つさまざまな種類があり、その数は100種類を超えます。
非常に多くの種類がありますが、一般的にプラスチックは熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂(※)に分類され、熱可塑性樹脂は更に耐熱温度によって以下の3つに分類できます。
(※)
熱可塑性樹脂・・・熱によって溶け、冷やすと固まる性質の樹脂
熱硬化性樹脂・・・熱によって固まり、再度加熱しても溶けない性質の樹脂
種類 | 耐熱温度 | 代表的な素材 |
汎用プラスチック | 100℃以下 |
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エンジニアリングプラスチック (エンプラ) |
100~150℃ |
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スーパーエンジニアリングプラスチック (スーパーエンプラ) |
150~350℃ |
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スーパーエンプラはご覧いただいた通り、プラスチックの中でも耐熱温度が高い種類となります。高い耐熱性を持つだけでなく、強度や耐薬品性にも優れ、長期的に使用できる特徴があります。
素材にもよりますが、家電や電子機器の部品、自動車部品、医療機器や精密機器の部品などで用いられているほか、金属の代替素材としても選ばれています。
スーパーエンプラへのめっき加工事例
スーパーエンプラへのめっきの加工事例の一部をご紹介します。
当社ではプラスチックへの加飾めっきの他、プラスチックに導電性や耐熱性、強度などの新たな機能を加える機能めっきなどの技術を提供しております。
●産業用コネクター(PPS)
●ハウジング、光コネクター(LCP)
●MIDへのめっき(LCP製基板)
※上記の事例は一例となります。
エンプラ、スーパーエンプラにおけるめっきでは、製品の軽量化や医療機器関連、自動車などの電磁波対策等を目的とした「機能めっき」が多くご相談頂いております。
エンプラやスーパーエンプラはめっきの密着性に重要な表面の粗化(エッチング)が困難とされていますが、当社では独自の工法によって高品質なめっき処理を行うことができます。
また、製品の用途をお伺いし、最適な素材と加工プロセスのご提案も可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
スーパーエンプラのめっきは当社にご用命ください
スーパーエンプラのめっき、またスーパーエンプラの基本的な知識についてご紹介しました。
当社、塚田理研は汎用プラスチックをはじめ、高機能プラスチックへの加工のご依頼も承っております。
めっきに関するお問い合わせやご相談は、以下の窓口までどうぞお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ先】
本社:0265-82-3256
東京営業所:042-444-1287
刈谷オフィス:050-6868-2912
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