品質
Quality Management
塚田理研では、独自の生産管理システムを導入し、コンピューターによるめっき条件の管理、工程確認票の発行、オンタイム情報の把握、加工履歴管理(時間、電流、温度)、オンタイム不良集計を実施しております。
また、安定したライン立ち上げ、高品質を実現する膜厚シュミレーション,SEM(走査電子顕微鏡)・EDS・三次元測定器・3Dスキャン・レーザー測定器などの各種インフラを取り揃えております。
品質管理 / ISO9001
Quality Management / ISO9001On Plastic
1.
当社の経営方針である 「創造と革新に熱意で挑戦」 を組織の目標とし、常にお客様の目線に合わせた技術開発を継続し、『不良0』 『クレーム0』を最大の目標としてお客様に満足して頂く品質保証を行う為に、ISO9001 に基づく品質システムを造り、組織を制定し、役割分担と責任の範囲を明確にして、品質マニュアを作成し、全社員で品質マニュアルを継続して運用します。
2.
お客様の要求事項を満足させ、かつ当社の品質マネジメントシステムが有効的な改善を継続していく事を約束します。
2022年6月13日
塚田理研工業株式会社
代表取締役社長 下島 聡
生産管理システム
Quality Management System
独自の生産管理システムを導入し、入荷から出荷までの製品の流れをすべてコンピュータで管理。常に製品の動きを把握することでより効率のよい生産を可能としました。また複雑なめっき条件も1品1品すべてをデータベース化。製造現場ではバーコード付き工程票により作業が簡略化され、人為的なミスによる不良を削減しました。
各めっき工程において、時間や条件のデータが自動蓄積される為、各製品がいつ、どのような条件の下でめっきが行われたのか、履歴のトラッキングが容易に行えるシステムを構築しております。
今後もさらなる短納期、安定品質を目指し、生産管理システムを進化させていきます。
生産能力
熟練した技術と最新の観測装置や分析機、信頼性試験機を用い、徹底した管理で工程内不良ゼロを目指しています。
製造プロセスでの日々の液管理、加工後製品の信頼性テスト、不具合発生時の迅速な対応、ミクロンサイズの外観観察等、最新技術を駆使し、全てのお客様の満足いく品質を提供できるよう、日々進化することができる体制づくりを目指しています。
今、時代が要求する品質を的確にとらえ、熟練技と最新設備の融合により、常に信頼される企業であることが我々の大きなテーマです。
測定・分析機器
Measuring and Analytical Instruments
製品測定・分析機器
製品測定・分析機器
めっき後のプラスチックの微細な収縮や変形を3次元で自動測定することができる精密測定機です。自動演算処理能力に優れ、形状偏差測定や、曲面形状加工品の輪郭形状測定も可能です。
マイクロスコープ
最大300倍までの表面観察が可能なマイクロスコープです。不具合解析や新たな開発中のめっき皮膜観察などをカラー画像で観察する事ができます。
クロスセクション
ポリッシャー(CP)
従来の研磨では完璧な鏡面仕上げが難しい柔らかい材料や切断の難しいセラミックス、ガラス、などの断面を作ることができます。
高機能電子顕微鏡
最大30万倍の微細測定が可能な電子顕微鏡に、表面成分分析機能が付いた高機能電子顕微鏡です。従来の機械研磨ではつぶれて観察できない構造を観察することが可能です。また、観察している表面の成分分析ができ、不具合などの原因究明に役立ちます。
表面成分分析機能付き
走査型電子顕微鏡
断面観察結果
不良解析は、走査電子顕微鏡(SEM)やマイクロスコープを駆使して、素材、めっき面の表面分析および成分分析を行い、迅速に不良原因の究明し、再発の徹底防止に努めます。
また、めっきをして初めてわかる素地や金型に起因する不良に対しても、最新の分析機器を使って分かり易くお客様各位に説明し、その対応策のアドバイスをさせて頂きます。
元素分析モニター
SEMによる素材表面観察
最大30万倍の倍率での観察により、不良原因を的確に判断し、対応を図ります。
エッチング後の表面観察結果
(成形状態が悪い部分)
密着強度が弱く信頼性にかける
エッチング後の表面観察結果
(成形状態が良い部分)
密着強度があり正常なエッチング状態
液分析機器
日々高精度な機器を駆使して、環境に配慮した安定品質管理に努めています。
ICP発光分析装置
めっき液の金属元素の定性/定量分析がより高精度に行うことができます。液の安定管理に活躍しています。
キャビラリー電気泳動装置
めっき液の定量分析が可能です。イオン濃度の測定が可能で、めっき液中の塩化イオンや硫酸イオンの測定ができます。