長野日報の「SDGs企業の取り組み」特集にて、当社の環境対策への取り組みが紹介されました。

 

当社は、創業当時の60年前から、“環境に影響がある廃液を流してはいけない”と言う考えの下、
環境への対応に取り組んできました。廃液の浄化や、イオン交換式総合排水処理装置を導入し、
廃液に含まれる金属成分を回収して水を基準値以上の水質に浄化することに成功し、
「無公害めっき工場」を稼働させました。

 

当時は、めっき業界や行政からも“そこまできれいにする必要はない”と言われた時代でしたが、
“今後水の浄化や金属回収は絶対に必要な時代になる”と言うのが、創業当時からの当社の考えであり、
今ではこれが常識となりました。

 

当社は廃液から高純度の銅やニッケル、金などの金属を回収し専門業者に販売しています。
製造工程で出る不良品は、樹脂とめっき成分に分離し樹脂は樹脂ペレット製造工場へ、
めっき成分に含まれる金属のうち、銅ニッケル合金はステンレス材の原料として専門業者に送り、
不良品となっためっき済みの樹脂製品は100%有価物としてリサイクルしています。
“リサイクル活動は二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながる”という理念を持ち、
社会にきちんとメッセージを発信する企業になりたいと思います。

 

「非常識」と言われたことが今では「常識」となったように、今後も先を見据えて環境問題に取り組み、
環境にも人にも優しい企業として成長していければと思います。