腐食とは
金属に望まれていた性質が変化し実用上要求された機能が失われた状態を言います。
一般的には腐食の程度が悪化するとブラックパッドと言われます。
但し、腐食はNiとAuのアンカー効果をもたらすため必要最小限必要なものです。
低腐食とは
一般的に無電解の金めっきは置換めっきであるためNiとAuが置換する際に腐食は少なからず
発生します。
弊社では置換反応を軽減した置換還元金めっきと、NiとAuの間にPdめっきを施すことで
腐食を軽減するNiPdAuめっきに対応しております。

※黒化している部分が腐食です。
低腐食のメリット
はんだ漏れ、ワイヤーボンディングに対して後工程の熱履歴での下地Niが拡散し難い状態となります。
一般的な置換Auと比較しはんだ接合強度に優れています。
低腐食のデメリット
置換Auと比較すると置換還元Auは表面凹凸が少ないため、密着性、はんだ漏れ性が悪くなります。
